01. 錯乱神楽


解放された犬は  鉄格子に閉ざされ
錯乱していた夢は  桜の下で終わる

智慧遅れの案山子は磔にされたまま
血の涙を流せど  奇跡は起こらぬまま
解剖された犬は  磔にされて
錯乱していた夢は  狂喜乱舞に終わる

Dance or Die?  Dance or Die?
Dance or Lie?  Dance or Lie?

02. 異形の快楽あるいは、盧世の夢


空白の時は過ぎて  仮初めの花移ろい
朧げな明き盲の瞳に影を映したまま
躊躇いの傷は癒えて  陶酔の果て虚ろに
夥しい罪業の鎖に脚を捉れたまま
迷いは去った  ただ春の夜の夢のごとし
死に際の徒花か  快楽と異形の夢

03. 腐蝕斑


快楽は進化する  残骸の天使達
鏤めて轢死する  能無しサンプルは
盲目の契りで  二の舞いを演じる
犬死に作品は  中絶を繰り返した
快楽は退化して  報われる虚言癖
記憶を逆撫でる  種無しフェティシズムは

イミテーションから3°をずらし
狂人のフリで天使を描こう
腐乱の羽から三度は堕ちて
春睡の針を飲んで死にましょう

チ本の針を飲んで死にましょう

04. Dying


赤い空が堕ちる逆様に  バランスを崩せば脚がない
今宵の月に似た死化粧  赤い線を引いて散りましょう
高い空が堕ちる逆様に  バランスを崩した脚がない

Into the fallin’ sky  DESIRE
Into the fallin’ sky  DESIRE

Into the fallin’ sky
Down to the dying sky
Into the fallin’ sky
Down to the dying sky high

05. 囮


虚ろに重なり合う  ありふれた場面に迷い込む
しびれを切らす僕は  気のふれた仮面の下笑う

苛みを繕えば  自分さえ背けない

夜毎重なり合う  ネガポジの場面に迷い込む
実りを待てぬ僕は  出任せの花を敷き詰めだす

間に合わぬ解毒では  足跡を残せない(自分さえ背けない)

囮踊る砂の上  傲り  劣る  夢現つ
独り踊る生き地獄  衰り  堕ちる  虫の息  今際の際で