01. 病院坂の人攫いの家


目を閉じて  息を止めて  描き出す  その姿は
INSANE INSANE
目を開き  心閉じて  朽ち果てる  その姿は
INSANE INSANE

NO FUTURE ENDING IS JUST BEGINNING
GO TO NEXT GO TO HELL
NO FUTURE SADNESS AND WEAKNESS
GO TO END GO TO BED

リセット一つで  白紙に返そう
生まれ変わって  また死のう

02. 畸形歯車


舌を噛む  針を刺す  目を潰す
砂を噛む  歯が笑う  毒を飲む
舌を抜く  針を飲む  目が眩む
砂と変す  歯車で  毒を撒く

手に刺さる破片  何かの軋む音
目を塞ぐ場面  懺悔の箱の中
給に描いた碕形  死角に佇まれ
見抜けない詭計  四角い箱の中

03. 月色 -eclipse-


冷たい場面に描かれた僕は
とても小さく見えていた
飼い慣らしては離してしまう
温もりだけを残して

自殺的快楽を繰リ返していた僕はもういない

外の見えない部屋の中で
耳障りな音を聴いていた
ガラス越しに見つめていた
月の色だけわからない

自分さえも疑えば何もかも歪んで見える
地獄への階段は六段で底が抜ける

真夜中の月真昼の景色は今も過去に鎖されて
声が届かない
廻り続ける針は精びついて螺旋を刻むけど
夢は叶わない

04. 十二月八日月曜日の手紙


内臓を引きずり出して僕を去勢して下さい。
僕はその美しいナイフで君に容赦なく切り刻まれることを
何度も何度も夢見ています。

ヘリオトロープの強迫観念を感じながら
十二月八日月曜日に手紙を書いています。
ところで身体欠損妄想にかかっている僕は
自分の指の数が足りないような気がして
何度も何度も指を数えなおしています。

僕が今日まで犯罪者にならなかったのは
僕が真面な人間だからではなく
その機会がなかったからなのです。
そういえばあの時も君を***そうとしたのですが
残念でした。またお会いしましょう。

LETTERS IN DEC.
RHAPSODY SCREAMING